宝生院のシンパク
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香川県小豆島郡土庄町
国指定特別天然記念物
シンパクで特別天然記念物に指定されたものは、わが国では本樹のみである。シンパクは、イブキまたはビャクシンとも言われ、わが国中部以南の海岸まれに山地に自生する裸子植物で、葉形は幼樹の頃は針状で生育につれ大樹になると鱗状に変化す。本樹のような巨樹でも、「先祖がえり」と言われる若い新しい針状の葉が見られることがある。幹の根本の周囲は、16.6m地上約1mのところで、三方に裂開したように支幹を出し、本幹の基部の一部分は朽ちて空洞となっているが、樹勢にはなんらの関係なく、極めて旺盛で壮観を呈して遠くから眺めると、あたかも森のように見える。まさに日本一、否世界一のシンパクの巨樹である。
(看板引用)