宮丘古墳群

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香川県小豆島郡土庄町

宮丘古墳群は小豆島で最大規模の古墳群である。宮丘八幡神社本殿裏の頂上墳、ここから東南方向に下る稜線上に、八基の古墳がある。これらは古墳時代前期後半から中期前半に属するもんぽであろう。さらに、展望台の丘やその先端部の小島、その外稜線上にも古墳の分布が見られる。頂上墳は昭和二十年三月に発見され、昭和二十四年に再調査された直径十五mほどの円墳である。内部は東西に並んだ二基の埋葬施設が明らかされた。東側は長さ四m・幅一mの竪穴式石室で、頭骨一点と銅鏡・鉄刀・鉄鏃・爪型銅鏃・斧が出土し、西側は長さ約二m・幅0.5mの板状安山岩の組合せ式箱型石棺で、ほぼ完全な人骨が検出されたが、副葬品は出土していない。出土した人骨は西側が女性、東側が男性と推測されている。なお大正六年、頂上墳の墳頂から平安時代藤原期の経塚が発見され、二枚の和鏡と白磁盒が出土している。

(看板引用)

宮丘古墳群

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