陸軍水上特攻艇のエンジン

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香川県小豆島郡土庄町

このエンジン本体は、陸軍海上挺進隊の特攻艇のものである。昭和57年11月同隊第7戦隊の遺族須藤氏が、比島タヤバス州基地跡において37年間川底に眠っていた特攻艇を発見、エンジンのみを引揚げ遺骨がわりとして故国に持ち帰ったものである。因に海上挺進第7戦隊は、昭和19年香川県小豆島において編成され同年12月より上記マウバンに配備されていたが、振武集団長の命により、湖上挺進隊としてラグナ湖を横断マニラ付近に逆上陸、敵飛行場に斬込を敢行する目的で、戦隊長故内田旭一少佐指揮の下同戦隊主力及び第8、第10戦隊の一部は、4月3日同湖畔のマビタック付近より出撃、翌日マニラ市南方パシック付近において米軍と激戦遂に全滅の悲運をみたのである。
エンジン諸元(ニッサン製<自動車用>6気筒ガソリン機関 70馬力)

(看板引用)

陸軍水上特攻艇のエンジン

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