富丘八幡神社の桟敷

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香川県小豆島郡土庄町

土庄町指定有形民俗文化財

山麓の傾斜地を巧みに利用して築かれたこの桟敷は、最下段の桟敷きの裾を結ぶと約百五十mの馬蹄形になり、高さは約二十四mで郡内最大規模である。その中に桟敷が戦前はおよそ四百二十面余りあったが、現在使用されているのは三百六十面程である。この見事に築かれた桟敷は江戸時代後期から次第に数を増やしてきたものである。この桟敷は祭典当日それぞれの家族のくつろげる団欒の場であり、親戚友人を招いての交歓の場でもある。そして太鼓や神輿の奉納を楽しむ賑やかな歓声が一日中響いている。この桟敷は二百数十年の長い間、祭典を盛り上げ人々を楽しませた重要なものである。

(看板引用)

富丘八幡神社の桟敷

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