若潮部隊跡地

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香川県小豆島郡土庄町

陸軍船舶特別幹部候補生隊(若潮部隊)顕彰之記

陸軍船舶特別幹部候補生は 昭和十九年春から二十年にかけ風景人情共に麗しい小豆島の地に 国家存亡の危機憂国の志に燃え弱冠十六〜十九歳前後の少年が身命を屠し国難に殉ずる決意の下に進んで志願をしこの地に集った 第一期生から第四期生まで八千余名が夜を日につぐ猛訓練に血と汗を流した思い出深い第二の故郷である 第一期生は 陸軍海上挺進戦隊員として二百五十キログラムの爆雷を搭載したベニア板製モーターボートで一艇以て一艦を屠るを任務とし 比島沖縄台湾方面に出撃壮烈鬼神も泣く肉迫攻撃を敢行しその多くは護国の神と散華した 当時は秘密部隊として世に知られることなく終わった 後に続く第二期生 第三期生 第四期生は一億総特攻本土防衛決戦に備え 八月六日広島市に原子爆弾投下により船舶通信部隊員は全員被爆又被爆直後救援活動で入市二次放射能に 西宮の船舶情報連隊 福山の船舶砲兵連隊共に空爆により あわせて一千数百にのぼる尊い犠牲還らざる友の冥福を祈ると共に祖国の為とは言え青春に富む身を国に殉ぜし多数の候補生の痛恨の念に堪えず後世に継承すべくこの碑を建立するものなり

(看板引用)

若潮部隊跡地

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